内臓と排毒の関係 

 私達が日頃それほど心配はないと思っているような、いぼ、ほくろ、吹き出物などの症状も、全て内臓との関わりがあります。"冷えとり"をすると、下痢、湿疹、頭痛など、すぐに毒出しと解るような症状からつい見逃すような症状まで大小様々な症状が出てきますが、こうした症状ももちろん心配はいりません。見方を変えれば、出る場所や出方で体(内臓)のどこが悪いのかを知る手掛かりになります。そして、この内臓そのものが悪くなる一番の原因は心(気持ち)のゆがみ、次いで食べすぎです。
 東洋医学で言われている内臓と関わりのある(毒の出やすい)体の部位は次のとおりです。自分の病気を知る目安にしてください。
肝臓←→目・筋肉・爪

目の痛みや疲れ、視力の低下などの目の病気のもとは肝臓です。肝臓がよくなれば目も良くなってきます。
適度に筋肉が締まっているのはよいのですが、これが極端な場合(体が固い・筋張る)は肝臓が悪いことになります。
手や足の爪を見ても肝臓の状態が解ります。
心臓←→舌・血脈・毛

舌がもつれる、しびれるというのは心臓の毒による症状です。
血管は心臓と関係が深く、現在死因の上位を占める脳溢血や脳卒中も心筋梗塞や狭心症と同様に、もともとは心臓が悪くて起きる病気です。
冷えとりを始めて、腕や背、胸などの体毛が濃かったのが薄くなってくるのは、心臓が良くなった証拠です。
消化器←→口・筋肉・唇

口の周りに出る症状(口内炎、歯ぐきの炎症、ほくろ、吹き出物など)はどれも食べ過ぎの毒出しです。痛みを伴うときは胃が休みたくて食べにくくさせているのですから、無理に「食べやすい物を…。」と考えて口に入れるのは良くありません。また、これまでだらっとして力の入らない体だったのが、冷えとりでキリッと引き締まった体型になってくるのも、消化器が良くなってきた証拠です。
肺←→鼻・皮膚・息

鼻の病気は肺が悪いことが原因です。
“便秘はお肌の大敵”と言われるように、肺・大腸と皮膚はつながっており、肺・大腸の働きが悪くて毒素が出せない場合は、皮膚から毒素が出ていくことになり、肌は荒れてきます。ですから、肺・大腸が良くなれば肌は自然にきれいになります。化粧品にばかりこだわる必要はありません。
腎臓←→耳・骨・髪

中耳炎、耳だれ、耳鳴りなどは腎臓の毒が耳に送られてきて起こります。鼻血も腎臓の毒出しと言われています。
腎臓は歯をはじめとして骨を管理しているため、この働きが悪ければいくらカルシウムを採っても体には採り入れられません。
髪は、冷えとりを始めて傷んでくることがありますが、これは腎臓の毒が髪に出たためで、毒が出てしまえば髪の質はよくなってきます。髪が抜けてくるのも同じことですから、しっかり冷えとりをすると少しづつ毛髪が生えて濃くなってきます。

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