症状の激しさと病気の重さ 

 私達の体は自然治癒力(自分で病気を治そうとする力)の働きで、いつも毒素を少しずつ外に出して重い病気にならないようにしています。しかし、突然大量の鼻血が出たり、激しいめまいに襲われたり、全身に湿疹が出るなどの激しい症状が現われると、誰でも驚くと同時に不安になります。こうして現われる激しい症状は、自然治癒力と深い関わりがあります。
 自然治癒力が弱いと(症状が出ない状態だと)、毒素は出ていかず溜まる一方です。そしてある日突然、まるでコップいっぱいになった水が溢れるように、体に溜まった毒素が出てきます。反対に靴下をたくさん履いて足元を温かくしていると、体全体の血行が良くなるため、当然自然治癒力が高まり、今まで出せないで溜まっていた毒素が出てくるようになります。つまり体が良くなって症状が出てくる場合もあるのです。どちらも症状としては同じですが、体の状態はかなり違います。ですから症状の激しさと病気の重さはあまり一致しません。  体の中で毒がいっぱいになってそれが出てきた人は激しい症状が出ると不安になりがちですが、その前に毒素をいかに多く出すか、つまりどうしたら病気が軽くなるのかを考えましょう。冷えとりを実行すれば自然治癒力は驚くほど大きな力を発揮します。  冷えとりを始めてから症状が出てきた人は安心してそのまま続けていれば、出る毒素が無くなり症状は自然に消えて病気も治っていきます。


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