病気と人間の関係 

トマトの腐るわけは?
 ここにもぎたての新鮮なトマトがあるとします。表面を調べてみると無数のバイ菌やカビの胞子がついていますが、このトマトには生命力があるのでどこにも傷みはありません。しかしこのままずっと放っておけば、カビが生えて腐ってきます。これにはとても大きな意味があります。地球上の植物から動物に至るあらゆるものには寿命があります。寿命のなくなったものがそのままごろごろしていたら、世界中がごみの山になってしまいます。そうならないように腐らせてきれいに掃除をしているのがカビやバイ菌・虫などです。トマトが腐ってなくなるのも、こういう理由からです。

トマトと人間の関係は?
 では私達が気にしているバイ菌、ウィルスやカビによる病気はどうでしょうか。インフルエンザ、肝炎、はしかなど、数えきれないほどの病気があります。これらの病原菌やカビは私達のまわりには無数にあるのに、病気になる人とならない人がいます。世間ではこれを運、不運と諦めていますが、実は私達もトマトと同じなのです。つまり病気になるほど体が悪くなっている(生命力が弱い)から、バイ菌やカビはその役目を果たそうとして活動を始めるのです。トマトと同じように、人間も自然界の法則(摂理)に支配されています。

トマトと人間の違いは?
 病気にかかったからといって薬などでバイ菌やカビだけ消しても、また別の菌やカビが身体の中に入り込んできます。寄生虫についても同様です。頭寒足熱(上半身は涼しく、下半身、特に足もとを暖かくすること)をして、内臓を暖めていると血液の流れが良くなり、内臓が丈夫になります。そうすればバイ菌や虫も住めなくなり、自然に病気は治ってきます。
 子供のかかる伝染病などは、それを乗り越えさせることで心身の成長につながります。周りで心配しないで「頭寒足熱」をさせていれば、子供は早く良くなり、心も体も一回り大きくなっているはずです。

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