食物編 

体は食事をすることで養分を取り込み、その後余分な物を排出することによって正常な状態を保ちます。よって、食事の仕方や内容が間違っていると、体が正常な状態=健康を保つことが出来ず病気になってしまいます。
冷えとり健康法に健康食品は必要ありません。自然のものをよく噛んで感謝しながら少しづつ食べれば良いのです。すぐに食事の内容を切り換えることは難しいかも知れませんが、食欲に負けて体を壊すというのは本末転倒なので、徐々にでも食事の内容に良いものを取り入れ悪いものを追い出して、健康な食生活を心懸けましょう。

食事の内容 安全な食品
冷えとり健康法で言う健康的な食事は、雑穀入り玄米菜食&腹六分が基本です。玄米穀物菜食とは動物性蛋白質(牛・豚・鳥・魚等の肉類やチーズ・ヨーグルト等の乳製品)を摂らず、玄米や稗や粟、麦等の雑穀と野菜(共にその加工品も含む)を摂る食事のことです。
主食が玄米・雑穀が良いというのは、玄米・雑穀が本来の養分等を完全に備えている状態なのに対して精白されたものはそれらを削り取られているからです。

全ての食物は体を温める性質を持っているものと冷やす性質を持っているものの二つのグループに分けられます。動物性蛋白質は分解の過程で毒素を出し、ひいては体を冷やします。摂取し続けると体の冷えが進みますので全体の1割程度にしましょう。
体に合わない物が体内に入ってくると自然治癒力は体を守るために病気などの症状でそれを排出しようとします。
化学合成物質は元々自然に存在した物ではなく、体内でさまざまな異常を引き起こします。人間も自然の一部ですので、その体を作る食材は農薬や添加物などの化学物質の含まれていない天然・自然の物が一番です。工場などでオートメーションで作られている加工品は人工的になりすぎている上に添加物・化学薬品漬けで、それが健康に悪いことはほとんど常識化しています。しかし加工品とは言っても味噌や豆腐などの昔からの方法で手作りされている自然の物は、安心して食事に加えることができます。
食事は腹六分
食べすぎをすると悪性のコレステロールが増えて血管の中に溜まります。そしてその溜まったコレステロールが血管の壁の弾力繊維の間に入り込んで組織を脆くし、血液循環障害を引き起こします。その結果、血液が正常に運ばれなくなってしまい、当然内臓にも異常が発生して万病の元になります。体にとって良いものでも食べすぎれば毒になりますので、腹六分を目安に小食を心懸けて下さい。

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